官公庁などの役所関係の臨時職員として働いていたけれど、もう契約も満了になるのでそろそろその後の転職を考えないといけないという方も多いかもしれません。
でも、臨時職は職員という名前がついてはいますが、雇用形態としてはアルバイトと変わりはないため転職では不利になるのでは?と懸念される方も多いようですね。
転職エージェントでコンサルタントとして働いてきましたが、そうしたことで悩む人も少なくはありませんでした。
ここでは、役所の臨時職員から民間企業の正社員として働く場合に知っておきたいことをまとめてみました。
これから任期満了に伴って転職するのに不安があるという方は、現実的なことをも理解した上で今後に備えていきましょう。
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臨時職員からの転職!その後の厳しい現実とは?
臨時職員からの転職は難しいのでしょうか。
経歴としてのインパクトは弱め
ご自身でも理解されている方がほとんどだと思いますが、臨時職員は雇用形態としてはアルバイトと何ら変わりはないため、経歴としてのインパクトは弱いところがあります。
しっかりと、正社員としてキャリアを築いてきた人に比べると、やはりそこはアルバイトという見方をされてしまうことがほとんどです。
民間企業の採用担当者によっては、役所関係の臨時職員に対して、誰にでもできる簡単な事務作業をしてきたと捉える人もいるので、転職時に風当たりがきついと感じてしまうこともあるかもしれません。
甘い環境で働いてきたと思われることも
今まで臨時職員として与えられた仕事をこなしていけばよかったという人でも、民間企業で正社員として働くなら営利追求が求められてきます。
たとえ、営業や企画・マーケティング職などではない事務職であった場合にしても、経費を削減するための方法を考えたりという考えも当然ながら必要になってきます。
そのため、民間企業によっては、民間とは違うゆるい環境で働いてきたということを評価しないケースもあるため注意しなければいけません。
臨時職員からの転職するためのステップ
では、臨時職員から民間企業へ転職する場合には、どんなことを意識して転職活動をしていけばいいのでしょうか。
なぜ臨時職員から民間企業へ転職したいのかに向き合う
まずは、あなた自身が任期満了に伴って、なぜ民間企業へ転職したいのかに向き合うようにしましょう。
人はすぐにやりたい仕事を見つけようと思っても、何がいいのか分からないという人の方がほとんどです。
何がしたいのかよく分からないという方は、あなたが役所の臨時職員として働いる、あるいは、働いてきた中で、何を不満に思っていたのかや嫌だったことを考えてみるといいですよ。
嫌な事・嫌だったことに向き合うことで、本当にあなた自身がどんな働き方を望んでいたのかがよく理解できるようになります。
例えば、
- 目の前の仕事をこなすだけの日々が退屈だった→臨機応変にこなすような仕事がしてみたい
- アルバイトという立場が穴埋め的な要員のようで不満だった→正社員として長く働ける仕事がしたい
- 単純作業を繰り返すだけでスキルが身につかなかった→様々な仕事をこなして自分にスキルがつくような仕事がしたい
といったように、不満に思っていたことから、あなた自身が本当に望んでいるのかはどんなことなのかをまずは考えてみるようにしてくださいね。
どのように仕事に向き合ってきたかでアピールする
臨時職員として働いてきた仕事の中で、あなたが具体的にアピールできることをまずは把握しておくようにしましょう。
なかなかアピールに繋がるようなことがないと思う方は、あなた自身が仕事にどう向き合ってきたのかを考えてみてください。
例えば、
- 役所関係の書類作成は絶対にミスが許されないため、慎重に丁寧な作業をすることがdけいる
- 時間配分を考えた仕事の進め方ができる
- 相手に対してできる限り分かりやすく伝える説明力がある etc
- こうしたことも転職活動において、あなた自身がアピールできることの1つになってきます。
あなた自身が仕事の中でどのようなことを大切にしてきたかを振り返って考えていくと、魅力的なアピールポイントを考えることができますよ。
成長したい・挑戦したいという意欲をアピールする
臨時職員から民間企業へ転職をするのであれば、必ず、成長したい・挑戦したいということをできる限り伝えるようにすることもポイントです。
例えば、
- 臨時職員として働いてきた中で、目の前の仕事をこなすだけの日々よりも、もっと自分自身の成長もできるような厳しい環境に身を置いて働きたいと思うようになりました。
- もっと自分の仕事が成果として目に見えて分かるような仕事に就いてみたいという思いが出てまいりました。 etc
民間企業の中には、これまでの経験がどうであれ、成長意欲のある人、挑戦したいという意欲のある人を積極的に採用したいと考える企業もあります。
民間企業は営利追求をしているので、どんな企業に転職をしてもお役所関係に比べれば厳しい環境になることは当然です。
だからこそ、その環境にあえて身を置きたい、挑戦したいということを伝えてみることで、臨時職員であったことの経歴のインパクトの弱さを否定することができますよ。
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