ラーメン屋で働いているけれど、もう辞めたい…。
これまで、転職エージェントで転職カウンセラーとして転職サポートをしてきたのですが、ラーメン屋の独立を夢見て働いていた人や、実際に開業してみたものの経営が上手くいかず廃業に追い込まれた人など、様々な方からの相談を受けることもありました。
離職率が高い環境なだけに、あなたが辞めたいと思うのも無理はないのかもしれません。
ここでは、ラーメン屋を辞めたい人におすすめの転職先や転職時の注意点についてまとめてみました。
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ラーメン屋は離職率が高い!辞めていく人たちの理由は?
ラーメン屋を辞めて転職をしていく人たちの理由には、実に様々なものがありました。
長時間労働で激務な職場環境
ラーメン屋は開店する前からラーメンの仕込みが始まり、いざ開店してから閉店するまで10何時間も働き続けるというお店も少なくありません。
閉店自体も深夜まで営業しているところもあったりするため、長時間労働になりやすい仕事です。
お店によっては、アルバイトなどの不足から週休1日で働いているのが当たり前っといったところもあるようです。
体力的に長くは続けられない
ラーメン屋の仕事は、常に立ちっぱなしの仕事で、スープの入った大きな重たい鍋を持ち上げたりと体力のいる仕事です。
働き続けていく中で、腰を痛めてしまったことで退職に至ったという方も少なくはありません。
今はなんとか大丈夫でも、将来的に長く働き続けられる環境ではないと言って辞める人も多いですね。
独立開業の夢が途絶えてしまった
そんな、ラーメン屋で働いている人の多くが、もともとは将来的に自分の店を持ちたいと修行として働き始めた人も多い仕事です。
でも、現実的にラーメン屋の厳しい現実を知ってしまい独立開業をやめてしまうという人もいて、早い段階で見切りをつけたという方もいました。
廃業したため
実際に店主としてラーメン屋を開業したものの、経営が上手くいかずに廃業に追い込まれたという方もいました。
人気のラーメン店であれば、それこそ年収1000万円以上を稼ぐような人もいますが、すべての店が上手くいくとは限りません。
ラーメン屋の経営は、一筋縄でいかないことも多く、立地やラーメンの味、価格など様々なことが影響しあい、飲食店の中でも廃業率は非常に高いところもあります。
私の住んでいる近隣のラーメン屋も潰れては新しいラーメン屋が入るようなところがあるのですが、しばらくするとまた入れ替わっているというようなところがあります。
一度、廃業をしてしまうと、もうラーメン屋でもう一度やろうという気力も失ってしまうという人がほとんどです。
ラーメン屋から転職する際に活かせるスキル
では、今後ラーメン屋から転職をするのであれば、一体どうすればいいのでしょうか。
ラーメン屋から異業種へ転職をするのであれば、これまでの経験の中からアピールできることを知っておく必要があります。
まずは、ラーメン屋で働いてきた経験の中で転職時にアピールできることについて見ていきましょう。
研究熱心であること
ラーメン屋の店長として働いてきた人であれば、ラーメンに情熱を注いで改良に改良を重ねてきたという人ですよね。
麺や具材、スープ、器…、ラーメンが好きで死ぬほどこだわってきたという自負もあるのではないでしょうか。
常に、ラーメンの味に対してこだわりを持っていて、研究熱心であることはラーメン店の店長には必要不可欠なスキルです。
それが自然と備わっているので、自分の興味のある分野に関してとことん追求していくことができるということを転職時には強くアピールしていくようにしましょう。
長時間労働でもこなせる体力・忍耐力があること
世間一般からしてもラーメン店は長時間労働で大変な仕事であるという認識があります。
そんな厳しい環境の中で働いてきたことは、体力があるということの裏替えしでもあります。
どんな仕事においても体力があることは基本中の基本ですし、長時間労働で厳しい環境でも耐えられる体力と忍耐力をアピールにつなげたいですね。
新しいことに粘り強く挑戦できる力があること
また、たとえ独立開業をして廃業をしてしまったという人であっても、それが今後の人生において汚点になるようなことは決してありません。
今はこんなはずじゃなかったというどん底のように感じられるかもしれませんが、新しいことに粘り強く挑戦してきたという挑戦意欲は転職時に評価されるポイントです。
お店を軌道に乗せるために試行錯誤してきた経験というのは、転職後の世界でも必ず役に立つことに繋がるはずです。
ラーメン屋からの転職で評価されやすいおすすめの転職先
では、ラーメン屋で働いてきた人は、どのような職場で評価されやすいのでしょうか。
食品専門商社や食品メーカーのルート営業職
食ということにこだわりがあるということも活かして、食品専門商社でのルート営業職の仕事もおすすめです。
企業によって扱っている食材は変わりますが、海外から輸入した食材や製品などを日本の企業に広めていくというような仕事です。
また、食品メーカーであれば、自社で作っている商品の販路拡大のために企画営業をしていくような仕事になります。
ラーメン屋で培ってきた挑戦意欲や探求心を活かして働いてみるのも面白いのではないでしょうか。
営業職である以上、給料もそれなりに高いところも多く、未経験であっても年収600万円以上になる人もいます。
土日祝日が休みのところや、有給休暇の制度などしっかりと条件が整っているところも多いですよ。
経理職
ラーメン屋で売り上げの管理などの会計的なことも関わってきたのであれば、経理職への転職もおすすめです。
デスクワークの仕事になるので体力的にも楽にはなりますし、土日祝日休みで残業もそこまで多くはありませんから、長く働き続けていくことができる仕事です。
経理職はただ目の前の仕事をこなすだけではなく、営業部など様々な部署とのコミュニケーションも必要になってくる仕事になるので、ラーメン店で他のスタッフをまとめて働いてきたというのであれば問題ありません。
飲食関係のホワイト企業
ラーメン屋の長時間労働や体力面でのきつさが原因にあったという人は、残業も比較的少なく体力もそこまで必要のない飲食関係の仕事に転職してみるのもおすすめです。
店長を経験してきたという人であれば、将来的な店長候補として転職できる可能性も秘めています。
同じ業界内の転職であれば、これまでのスキルが一番活かせる職場でもあるので、企業からも評価されやすいポイントになりますよ。
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