臨床工学技士をもう辞めたい…。
転職エージェントでコンサルタントとして転職サポートをしてきたのですが、臨床工学技士としての転職ではなく、異業種への転職も視野に入れているという方は実は少なくはありませんでした。
では、なぜ臨床工学技士を辞めたい…と考えるのでしょうか、また、臨床工学技士として経験を活かしやすい職場はあるのでしょうか。
しっかりとポイントを押さえて転職をすれば、異業種への転職も不可能なことではありません。
多くの方が異業種への転職も成功させていることから、異業種も視野に入れていきたいという方は今後の参考にしてみてくださいね。
目次
臨床工学技士を辞めたい理由は?
では、臨床工学技士を辞めていく人たちの理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
職場の人間関係の悩み
臨床工学技士は、医師や看護師などのスタッフとチームで働いていることがほとんどです。
ですが、一緒に働いている医師や看護師との人間関係が上手くいっていない臨床工学技士は非常に多く、それが原因となって退職までしてしまうという人までいます。
特に、急性期のような医療機関であれば、医師や看護師などは常にピリピリとしたムードで働いていることが多いので、ストレスが臨床工学技士に向いてしまうということもあるのかもしれません。
人によっては、臨床工学技士を下に見下している人もいて、パワハラのようなことを受けてきたという人も少なくはありませんでした。
やりがいを感じられない
臨床工学技士から転職を希望される方には、臨床工学技士としてのやりがいを十分に実感できないという方も多かったですね。
他の医療スタッフからはただの機械屋のように扱われたり、患者から直接有難うなどと言われるようなこともないために、やりがいを実感しにくいというところはあるのかもしれません。
他のスタッフからいいように使われているだけ…と感じてしまうので、もっと自分が主体的になって動ける仕事に就きたいという人もいました。
求人が少なく働きたいと思える医療機関がない
地域によるところはあるかもしれませんが、臨床工学技士の求人はそれほど多くはありません。
そのため、時期によっては働きたいと思えるような医療機関がなかったり、自分が希望しているような部署では働けないといった場合もあるようです。
臨床工学技士としての経験が評価されやすい転職先は?
臨床工学技士として医療機器の機械操作ができるということを活かして働くのであれば、主に次のようなところで評価されやすい傾向にあります。
医療機器メーカーのルート営業職
病院向けや商社向けなどメーカーによっても様々なところを相手にしていますが、医療機器メーカーのルート営業職なら経験を活かしやすい仕事です。
新製品の案内から導入、設置、アフターフォローまで行っていく仕事になりますが、技師として機械に慣れているということも顧客に安心感を与えることができます。
また、企業によっては、単純に製品を提案するという仕事だけではなくて、医師の治療方針などの治療戦力まで考えていくというようなところもあります。
これまで、臨床工学技士として医師や看護師などとともに働いてきた、医療機関での職場環境や求められていることが理解できているということだけでも、十分にその経験を活かすことができます。
企業によりけりではありますが、基本的に土日祝日が休みで日勤のみの仕事で、給料的にも営業職であることから大幅アップも期待できます。
医療機器の専門性を広げていくということができる仕事になりますね。
治験コーディネーター(CRC)
最近、大手企業を中心に臨床工学技士からの転職者を募集していることが多いのが、治験コーディネーター(CRC)の仕事です。
治験コーディネーターは、製薬メーカーや医療機器メーカーが新しい医療機器を世に出すために、治験を行って臨床テストを医療機関で行っていくという仕事になります。
この臨床試験をスケジューリングしたり実際に進めていくというのが治験コーディネーターの仕事で、被験者になる患者さんへの説明を行ったり、医療機関のスタッフとメーカー側との間に立って調整して進めていくような仕事になります。
治験コーディネーターとして未経験であっても、臨床工学技士としての医療機器の扱い方が分かっているということや、医師や看護師と一緒に働いてきたという経験が存分に生かすことができます。
臨床工学技士としての経験が長い方であれば、それなりに給料面でも反映されることも大きいので検討してみてもいい転職先候補になります。
おすすめできる転職先を見てきましたが、もちろんこれ以外にも全く違う職種に転職をしたという方もたくさんいました。
あくまでも参考にして、自分がやってみたいと本気で思えるような仕事を探していきましょう。
臨床工学技士から転職は難しい?異業種への転職で押さえておきたいこと
最後に、臨床工学技士から異業種への転職をするなら押さえておきたいことをみておきましょう。
異業種への転職は早い方が有利になりやすい
中途採用の場合には、未経験者を採用するのであれば、なるべく若い第二新卒の人がほしいというところも少なくはありません。
また、30代以上になってくれば、人を管理してきたりまとめてきたかといったマネジメント経験も求められる傾向が強くなります。
異業種へ転職をするのであれば、なるべく早い方が有利になりやすいという傾向があることを押さえておきましょう。
転職サポートのプロを活用した方が効率的
異業種への転職は、臨床工学技士として働いてきた経験の中から何ができるのかということをアピールして内定までつなげていかなければいけません。
あなたに合った求人を選定してくれるだけではなく、コンサルタントがあなたの強みとなることを客観的にアドバイスしてくれます。
また、転職エージェントを活用すれば、ハローワークや転職サイトにはないような非公開求人がほとんどなので、選択肢も広げることにもつながりますよ。
求職者であれば、だれもが利用できて一切費用がかかるようなこともないので、臨床工学技士からの転職を考えている人なら効率を上げるためにも活用しておきたいところです。
転職実績No,1!未経験から応募できる求人が豊富
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転職まで手厚いサポートが受けられる!
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コロナ禍でも影響を受けていない業界や業種、採用ニーズがむしろ増えている企業などの最新の情報も教えてもらうこともできますよ。