図書館司書を辞めたい…。
仕事としては楽に思われがちなところもある図書館司書ですが、将来性が不安になって辞めたい…と考えてしまう人も多い仕事です。
転職エージェントでコンサルタントとして様々な方の相談に応じてきましたが、図書館司書から転職をする方の中には自分に何ができるのか…と異業種への転職をすることに不安に思う人も多かったですね。
ここでは、図書館司書から転職を考えている方のために、評価してもらいやすい転職先についてや転職時の注意点についてまとめてみました。
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図書館司書を辞めていく人たちの理由って?
図書館司書を辞めていく人たちには実に様々なものがありました。
- 毎日の配架業務や本の貸し出し、本の修復などのルーティンワークに物足りなさを感じるようになった
- 他の業界や業種へ転職をした時に潰しがきかない為に将来が不安
- 利用者からの要望に答えられなかったり、理不尽なクレームを受けて精神的にきつくなったため
- 派遣や契約社員で働いているために、将来的な不安がある
- 土日祝日なども出勤になるため
- 給料が安く昇給もあまり見込めない仕事になるため最低限の生活しか送れない
といった様々な理由から図書館司書を辞めたい…と感じることは多かったですね。
後ほど解説しますが、辞めたい…という気持ちはネガティブに捉えてしまいがちですよね。
でも、今後の転職活動において重要な役割を果たす1つの作業にもなるので、忙しい日々の中でも辞めたい…というあなた自身の本当の気持ちと向き合う時間をぜひ作ってみてくださいね。
図書館司書からの転職で有利に働ける転職先ってある?
図書館司書から同じ図書館司書への転職であれば、その経験をそのまま活かして転職することは容易です。
ただ、図書館司書の仕事は正職員の募集自体がもともと少なく、また、給料も安いことから同じ図書館司書への転職をする人はほとんどといっていませんでした。
とはいえ、図書館司書から異業種への転職と言った場合でもここなら有利に働けるというところはあまり多くはありません。
しいて言うのであれば、
- 書店員
- 出版社の流通部門
- 出版社と書店との流通業務
- 雑誌や本などの編集・校正・校閲の仕事 etc
こうした本に関わるところであれば、これまでの経験を評価してもらいやすいところはあります。
そう多くはありませんが、図書館司書の経験をそのまま活かすということは難しくても、これまでやってきたことをアピールすることはできます。
あなた自身が戦える場所を知っておくことで、十分に異業種への転職も可能です。
図書館司書の仕事をしてきて、「自分には他に何もスキルがない…」と思っていてもそこから離れることは一生できません。
図書館司書から転職して最高の職場を探すためのステップ
図書館司書からの転職して本気で働きたいと思えるような職場を探すためのステップもご紹介します。
図書館司書の仕事でアピールできるスキルを知っておくこと
図書館司書として働いてきた経験の中で、あなた自身が転職活動においてアピールできることを知っておくということは大切です。
図書館司書の仕事で持っていると思われるスキル
- 相手に立場に立ったコミュニケーションが取れる
- 本の取り扱いについての詳しい知識がある
- 時間配分を考えた仕事の進め方ができる
- どのような世代に対しても丁寧な言葉遣いや振る舞いができる など
まずは、あなた自身がこれだけは得意だということや、他の人には負けないということを考えてみるようにしましょう。
これをしておくことで、あなた自身が転職活動の中で戦える場所はどこなのかということが理解できてきます。
図書館司書を辞めたい理由から求めていることを知る
やりたい仕事が明確になっている人であればいいですが、転職をする人の8割以上は何がしたいのか分からない…という人です。
やりたい仕事が何か分からないという人は、あなた自身が今の仕事を辞めたいという気持ちから、本当に求めていることを知っておくことで転職時にギャップが少なくなってきます。
例えば、
- 土日祝日に入る仕事はしたくない
- 給料が安い仕事は嫌だ
- ルーティンワークの仕事だけはしたくない
- 将来が不安になるような潰しがきかない仕事はしたくない
といったように、やりたくない事や嫌なことの方が人はすぐにわかるものです。
そこから、あなた自身が本当はどんな働き方がしたいのかということを考えてみるようにしていくことで、今後の転職活動での軸が出来上がってきます。
業界や業種を絞り込んでいく
自分が本当に興味がある事は何か、自分が大切にして働きたい何かの軸が分かれば、その軸を通して業界や業種を絞り込んでいくようにします。
やみくもに興味のあるものをかたっぱしから受けてしまうと、業界や職種の研究だけでも時間も労力もかかってしまいます。
自分軸から外れていると思うような求人は除外していくことで、本当に最高だと思える職場にたどり着くことができるようになりますよ。
まずは、しっかりと自分自身に向き合う時間を作ってキャリアの棚卸しをしてみてくださいね。
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