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新入社員でもサービス残業をうまく断り対処する方法

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うちの会社サービス残業させるんだけど、新入社員だし断れない…。

そんな悩みを持っている新入社員の方も多いのではないでしょうか。

まだ入ったばかりの会社であれば、上司との信頼関係も築けていないことがほとんどですし、あなた自身もまだ仕事を覚え始めたばかり…。

できないことも多いからサービス残業をさせられても仕方がない…。

そんな風に思っている方も多いかもしれません。

でも、サービス残業が積み重なってしまうことで、

  • 月に数万円以上、損をしていたり
  • プライベートの時間が削られて疲弊してしまったり

することなんて容易にあります。

だけど、新入社員だからこそ「サービス残業は嫌です!」なんて言えるはずもないというのが当然ですよね。

ここでは、サービス残業ばかりさせられて困っている方のための対処法についてまとめてみました。

新入社員なら知っておきたい!サービス残業は会社の違法行為であるということ

そもそも、新入社員の方がまず理解しておくべきこととして、サービス残業は会社の違法行為であるということです。

労働基準法の37条に対して違反する行為であるため、実際に働いている時間の労働賃金が支払われていないということは、未払いの分についても、会社に請求することは可能です。

ちなみに、新入社員だからといって、サービス残業はしたくないと訴えたとしても、決してそのことが理由でクビになるということはありません。

あなたがサービス残業をしているという実態があり、頼まれた仕事がサービス残業であるということが証明できるなら新入社員だからといって解雇されることはないのです。

サービス残業を拒否することは労働者としての当然の権利ということね。

参照:電子政府の相談窓口・労働基準法第37条 http://elaws.e-gov.go.jp/search/elawsSearch/elaws_search/lsg0500/detail?lawId=322AC0000000049&openerCode=1#192

新入社員がサービス残業を拒否するのは難しい!それでもあなたができること

とはいえ、なかなかサービス残業を断るなんて言い出しにくいし、今後のこともあるのでなるべく穏便にしたいというのが新入社員の本音でしょう。

そんな方が今すぐできることとしては、

  1. 所用があるので定時でなるべく定時で上がりたいということを伝えた上で、仕事があれば、〇時までに完了できるようにしたいため、事前に仕事を振って頂きたいということを伝えます。
  2. あなた自身ができることとして、なるべく工夫をして効率的に業務を進めて時間内に終わらせるように努力する

といったことなら、新入社員のあなたでも比較的できやすいのではないでしょうか。

なるべく定時に上がれるように工夫して取り組んだものの、定時を過ぎて残業になってしまったという場合には、正々堂々と残業申請をするようにすればいいのです。

ブラック企業?サービス残業が常態化している場合の対処法

企業によっては、サービス残業が当たり前のようになっていて、会社の中で断れない雰囲気が出来上がってしまっているというような場合もあります。

あなたができることとしては、

  1. サービス残業の実態の記録を付けること…日付、時間、仕事内容などをメモしておく。給与明細、タイムカードorパソコンのログなどで確実にサービス残業が分かる証拠を残します。
  2. 就業規定を見直して「みなし残業」についてどのように記載されているか確認しておく
  3. 厚生労働省が運営している労働条件相談ホットラインに相談すること

参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000088143.html

サービス残業の実態が分かる確実な証拠があれば、労働基準監督署が動いて会社に入り調査するという流れになります。

国が動くことになるので、よほど確固たる証拠になるものがないと動けないため、まずは、実態の記録から始めるのがいいでしょう。

そのうえで、弁護士と相談しながら未払い分の残業代を請求するということも可能です。

最後に

新入社員として大切なことをもう一度伝えます。

  • サービス残業は、違法であるということ
  • 確固たる証拠を残すことが重要
  • 労働基準監督署に相談できるということ
  • 弁護士と相談して未払い分の請求ができるということ

新入社員だからと言って、サービス残業をさせられて当然なんてことはないということです。

人によっては、新入社員は何も知らないし、権力がないからと言って、サービス残業をさせるようなケースもあります。

だからこそ、残業に関しての基本的な知識ということを知っておくということはとても大切です。

必要な対策を取りながら気持ちをすっきりさせて働いていけるようにしましょう。