ワーキングホリデーでしばらく海外に出ていたけれど、帰国後に待ち受けているのは厳しい現実…。
ワーホリ経験者の転職活動は、風当たりがきつくめげそうになる…という人も正直言って多いです。
これまで、転職エージェントでコンサルタントとして10年以上にわたって働いてきたのですが、そんなワーホリ経験者からの悲痛な相談を受けることも少なくはありませんでした。
ここでは、ワーホリ帰国後の現実を直視した上で、実際にどうすれば再就職ができるのかを一緒に考えていきましょう。
ワーホリ帰国後であっても多くの人が再就職を果たしているので、転職できないままで終わるということはありませんから、しっかりとポイントを押さえておいてくださいね。
ワーホリ帰国後の転職が厳しい理由は?
そもそも、ワーホリに対して企業側の採用担当者はどのように見ているのでしょうか。
ワーホリ帰国後の転職が厳しい理由について見ておきましょう。
ワーホリ期間がキャリアの空白期間と見なされるため
企業によりけりではあるのですが、人事採用担当者によると、ワーホリ経験をそのままキャリアの空白期間と見なす場合もよくあります。
実際に海外に出て就業経験を積んでいるとはいえ、その内容はアルバイトでもできるような簡単なものが多いので厳しいところがあります。
ワーホリに出ていたキャリアの空白期間がある人よりかは、しっかりと継続的なキャリアのある人を採用したいと考える企業が多いので、選考は厳しくなってしまうことは否定できません。
ワーホリ経験でビジネスレベルの英語力は期待されていない
また、企業によっては、ワーホリ経験あるというだけでは十分なビジネスレベルの英語力は期待できないと考える採用担当者も多いですね。
半年~1年以内のワーホリでは、身につけられたとしても日常英会話程度という人が多く、実際のビジネスの現場で使えるまでといった人はなかなかいません。
ワーホリに行く前は、帰国後は英語を活かした仕事に就きたいと考えていた人も、なかなかそのレベルに達していない人が多く現状は厳しいところはありますね。
ワーホリ帰国後の転職活動で再就職を成功させるためのコツ
では、そんなワーキングホリデー帰国後の転職活動で、再就職を成功させるためにはどうすればいいのでしょうか。
なぜワーホリに出たのか、何を得たのかを明確にアピールすること
企業の採用担当者は、なぜワーホリに出たのかが一番気になっているポイントです。
キャリアが一旦途絶えてでもあなたが成し遂げたかったことは何だったでしょうか。
それをしっかりと面接の場で伝えて、その経験から得たことを自信を持ってアピールすることが必要です。
一度きりの人生において、自分自身の視野を広げて世界を見る為にもどんな形であっても就業経験を積みたいという思いがあったのでワーホリに参加しました。異文化問わずどんな相手でも物おじせずに交渉ができるスキルを身につけられたことは、今後、自分が希望している営業職の仕事においても必ず生きてくると考えています。
といったように、明確な回答をした上で、その経験が次の転職先で行かせられることを自信を持ってアピールできるといいでしょう。
英語力はTEOICやTOEFLの点数で明確にする
また、ワーキングホリデー期間中、あるいは、帰国後に取得したTOEICやTOEFLがあれば、明確に点数を履歴書に明記して転職活動に臨むようにしましょう。
特に、英語を活かせる仕事に就きたいと考えている人であれば、必須条件になってきますから、必要不可欠なポイントです。
ワーホリを経てどの程度の英語力があるのかを判断するには、TOEICやTOEFLで見ている企業がほとんどですね。
ワーホリ期間中にどんな目標を持って挑み、成し遂げられたのかを伝える
ワーホリ経験は、企業によってはどうしても「余暇」としてとらえられてしまうことも多いので、しっかりとあなた自身が何を目標にして段取りを組んで落とし込んできたのかを伝えることでアピールに繋げられます。
例えば、
ワーホリ期間中に使える英語力を必ず身につけるということを目標にし、TOEICを830点以上にすることをし、日々の勉学に励み成し遂げました。また、実際に使える英語を身につけるために、ワーホリ期間中は日本語を一切話すことをせずに過ごすこと、就業時間以外でも、ホームステイ先のファミリーやその知人関係と関係を深めることで、使える英語を身につけてきました。
といったように、あなたがワーホリ期間中に何を目標にして、どんな行動計画を立てて過ごしてきたのかを伝えることで、単純に余暇として過ごしていたわけではないということをアピールしたいですね。
ワーホリ帰国後に再就職をするなら転職のプロを頼ろう!
ワーホリ帰国後の転職はどうしても風当たりが厳しくなってしまいがちですが、しっかりと準備をして転職活動に臨んでいけば転職活動で苦戦することも少なくなっていきます。
求人を探すにあたっては、
- ハローワーク
- 転職サイト
だけではなく、転職エージェントも使ってプロのサポートを受けながら転職活動を進めていきましょう。
語学力を活かした転職先を紹介してもらうこともできたり、履歴書・職務経歴書の添削から面接対策までしてもらえます。
キャリアの空白期間とみなされやすいワーホリ期間をどのようにアピールに変えることができるのか、プロのアドバイスを受けてみてはいかがでしょうか。
リクルートエージェントでは、語学力を活かした企業の求人も豊富で、登録からその後のサポート、内定をもらった後も求職者側に一切費用がかかることがありません。
登録時には、履歴書・職務経歴書も不要なので、まずは、どんな企業があるのか紹介を受けてみましょう。